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熱海市長 齊藤 栄様 静岡県知事 川勝平太様 環境省 大臣 松本 龍様
初島の猫対策に関する要望書 初島の猫問題については2008年熱海市役所での静岡県動物愛護管理推進計画の説明会の場で初めて耳にしました、その後島内の野良猫を島民総意の給餌禁止により、餓死に依る駆除対策を行っていることを知りました。 この猫達は一世代前にネズミの駆除対策の為、島民により島に連れ込まれ、用済みに成った時点で160匹前後に増えてしまつた様です。(資料あり) 私達が(動物愛護団体犬猫ホットライン、熱海住民スタッフ、伊東住民スタッフ)2008年6月、島に渡り猫の様子を見に行った時には非常に不健康そうな、眼が虚ろで吊り上がった、骨と皮だけの汚れた猫達がうずくまっていました。 この猫達への手当てと体力がついた時点での不妊去勢手術の費用とその労力を提供するので手術後、増えなく成った、猫達に餌を与えることについて島民への説得を熱海市、保健所にお願いしましたが、島民との交渉は平行線のまま、11月の初め行政側より「このまま交渉を続けても無駄の様な気がする、それに、これ以上交渉を続ける事が島にいる猫達の安全に影響を及ぼす心配も感ずる!」と報告を受けた直後に、多数の猫達の行方不明事件が起こり、猫達の命の危険を回避させる為にやむをえず急遽、現在の賃貸しの施設へ避難させました。 その後、猫達を支える費用捻出のため、本土側にいる野良猫と、置かれている環境が違う事と現状を犬猫ホットラインのホームページに掲載し支援を呼び掛けましたが、直ぐに、熱海市よりその記事の削除の要求と、県と熱海市のホームページに初島のネコ問題は解決したかの様な記事を掲載されてしまいました。 現状 現在当方で保護している猫は36匹、(当初43匹でしたが7匹は良い里親さんに引き取られました。)保護施設が狭く収容しきれず島に残ってしまった猫の内、不妊去勢手術が済んだ猫が10匹、未手術の猫が10匹前後、いる状況と存じます。当方では、飼養している施設や経費の問題を抱え、島では未手術の猫が残っている以上再度繁殖する可能性が残されたままと成っております。又島民による給餌が行われているとされていますが、島にいる猫の頭数に応じた必要量は与えられていません。当方の給餌は継続しています。島の猫への給餌を始めて2年2ヶ月、保護をしてから2年が過ぎようとしています。初島の猫問題はネズミの駆除を目的として島に人為的に移入されたことが原因となっております。動物愛護法見直しも既に2度行われ、動物愛護管理推進計画の進行中である現在、私たちは動物に出来る限り負担の無い形で収束させなければなりません。 問題点 本件の問題点は動物愛護法に則した方法で初島から野良猫をどのようにして、居無くさせるか?ということに尽きます。本来であれば、島という隔離された場所で、島民の協力が得られれば全頭の不妊去勢手術を行い繁殖を止め穏やかに野良猫を無くすことが出来ますが、その為には愛護動物である猫に対して管理飼育を行なう(いわゆる地域猫)という思考が必要です。 しかしながら、初島に於ける猫対策の歴史から島民のご理解を得ることは困難であるとお答え頂いています。 必要要件 案件の確実な終息方法として、猫達への不妊去勢手術を徹底させる為には管理飼養し、未手術頭数の正確な確認や追加手術を進める事が必須です。 又保護されている猫達の保護施設(現在は家賃を支払っている)と必要経費を確保しなければなりません。其の上で迅速な里親探しが必要です。
しかし、現在熱海市のホームページでは初島の猫問題は解決したと読み取れる内容が掲載されている為、当方では一般からの支援が頂けない状況に成っています。 当方のボランテア活動を円滑に行なう為には、未解決である事実を広報して戴かなくては活動の継続が困難と成り、崩壊を導いてしまいますので、次の事を熱海市及び静岡県に対してご指導くださるよう要望いたします。
要望事項
1、 熱海市のホームページ、広報を当方の活動へのご協力が得られる内容に 変更する。
2 市が初島の猫(55~60匹分)の移転先を提供する。
3 動物愛護管理推進計画の実行として、県下で前例のある多頭飼育を 解消するための、県、市に依る、募金、里親探し、ボランテアの募集を お願いいたします。
上記要望について、2010年11月18日迄に下記宛へ書面にてご返答をお願いいたします。
2010年10月15日 静岡動物愛護犬猫ホットライン 代表 佐藤○○ 郵便番号 XXX-XXXX 静岡県伊東市XXX 電話0557-54-4527 |
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