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伊豆新聞への投稿(掲載記事)
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急増する老犬の徘徊
最近、長年飼っていた愛犬が行方不明になったと探している飼い主が目立ちます。老犬が家を離れたた時、若い犬のように飼い主の所にもどることが出来ず、町中をさまよってしまうことが多々あります。それは耳目鼻等の感覚機能の低下によるものです。(犬は6歳から7歳を過ぎると老化が始まります)
町中をさまよっている犬を捕獲した場合、自治体は鑑札や名札が付いていて飼い主が判明した時は、その飼い主に知らせますが、飼い主の分からない場合は役所の掲示板に「犬の大 きさ、特徴、捕獲した場所、オス・メスの区別など(工事の内容は都道府県によって決められている)を2日間公示しなければならないことになっています。しかし、公示といっても役所の掲示板に小さく張り出すだけです。飼い主を探す効果はあまりありません。もし犬が居なくなったら、すぐに動物管理指導センター、保健所、警察、動物病院などに連絡し、写真付きの犬の特徴、性別、大きさを記入したチラシを書く部所に届け、張り出してもらいましょう。
それと並行して、犬の行動範囲を予想してなるべく多く写真付きのチラシを貼り紙しおましょう。(保護することが出来たとき、このチラシはきれいにはがして片付けることを忘れないように)
また、各部所への連絡はその日だけではなく毎日連絡を入れましょう。犬が汚れて特徴などが違って登録されていることもあるので、自分の目で確かめるため、管理センターや保健所へ確認に行くことが絶対必要です。その後も見つかるまで毎日連絡を入れましょう。一日が命取りになります。
愛犬の命は飼い主の労力で左右されます。老犬は寒土に弱く、首輪をしている場合は一般市民には飼い主が放し飼いにしていると思われ、さまよっている間、他の家から餌をもらえず行き倒れることも考えられます。長い間家族として、共に生きて来た愛犬との別れを悲しい思い出にしないために一日も早く保護してあげてください。
伊東市では捕獲後、伊豆新聞の「もしもし」欄に載せたのち、3日間飼い主からの連絡を待ち、連絡がない場合、熱海保健所で3日間抑留され、その後、浜松市大山町の動物管理指導センターに送られ処分される。
自治体によっては、人間になついていて健康な犬や猫は実験用動物として医学系大学の研究機関に無料または優良で提供されます。このように実験用に払い下げられた犬や猫は手術のの練習、生体解剖などに使われ、その後殺されます。
犬がいなくなったときの連絡先は次の通り。
伊東市役所環境課<電0557(36)0111>、
熱海保健所<電0557(820115>)、
浜松市大山町・動物管理指導センター
<電053(437)0142>へ、
犬猫ホットライン伊豆支部へのお問合せは
<電0557(54)4523>へ。 |
お問合せは、(社)静岡動物愛護 犬猫ホットラインまで。
TEL/FAX 0557-54-4527
(※お問合せの際には、必ず頭に186を付けてお願いします。) |